高校入試における、
付属校VS進学校
について、今日もお話ししたいと思います。
どちらも対立するものではないので、「VS」ではありませんが、志望校を決める時の指針として、やはり方向性が異なる点は否めないと思います。
さて、過去2回は大学付属校についてのお話しをしましたが、今回は進学校の受験について。
進学校、つまり大学受験を前提とする高校と捉えると分かりやすいと思います。
高1〜3まで過ごし、大学受験を経て卒業するという学校です。
だから、ここでは、公立高校も含みます。
大学付属校ではなく、進学校を選んだということは、論理的に考えると、付属高校を持つ大学には基本的には行く意思はなく、大学受験でしか入学の選択がない大学を目指したいということになるはずです。
具体的に考えてみます。
「東京に帰国予定で、都立西高校に行って、大学受験で慶應大学を目指したいと思います。」
この矛盾点、分かりますか?
西高校を目指す学力があり、慶應大学に行きたいのであれば、慶応の附属高校を目指すのが一番辻褄が合う選択のはずです。もちろん悪いわけでもないし、西高に入って3年後の受験時に慶應が第一志望になることもあるでしょう。でも、中学生の時点で、高校受験での志望校を考えるときに、やはりこの選択は違和感があるわけです。
つまり、慶應附属校の選択肢がある中、それを選ばずに西高校を選択したということは、一般的な思考路線で考えれば、大学は国公立、しかも東大や東工大、一橋などの難関国立大を狙いたいと思っているのではないでしょうか。
そう考えるのが自然です。
そう、高校受験で進学校を選ぶということは、国公立大学を目指したいと考えるのが極めて論理的なのです。
(もちろん、地域や該当高校の難度にもよることは分かっています。)
そこで、考えたいのが、3科の学習か5科の学習かという点です。
進学校に進む場合、入試の形式を問わず、ここは間違いなく5科目をしっかり学習すべきです。
中学で理社の学習を本腰を入れてやっていないということは、大学受験時に受験できる大学の選択肢を狭めてしまう行為だということを念頭におく必要があります。
大学受験で頑張りたいから、付属高校には行かずに進学校に行くのであれば、大学受験で受験校の選択肢は広く持っていたいと思うはずです。
ということは、捨て科目を作らないということ。
まして、中学時から捨て科目を作ってしまうと、難度が急激に上がる高校での学習でキャッチアップしていくのは、かなり困難になってしまいます。
ですので、
進学校を目指す=5科目をしっかり学習する
というスタンスを崩さないで頑張ってほしいと思っています。
帰国生入試の場合は3科目で受験できてしまうことも少なくありません。
しかし、それはあくまで「制度」として利用するもので、理科と社会を学習しなくてよいというメッセージではありません。
エピスは5科目学習を本気で推奨しますよ。
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